ブログ用目次
2012年08月に、地中海のヘソとも呼ばれるマルタ共和国と、イタリアのシチリア・ナポリ・ローマに行ってきました。
今回は、ナポリの郊外にある火山により埋められた都市ポンペイをご紹介します。
なお、写真をクリックしますと大きな写真で景色等を楽しむ事が出来ますので、是非クリックして下さい。
(ポンペイ遺跡の地図をご覧なりたい方は、以下をクリックしてください。)
01.暗い地下にある駅より、落書きだらけの途中駅を観ながらポンペイへ
ナポリ中央駅は、改築されたばかりなのか新しく、半透明の天井から太陽光を取り入れ、明るくてきれいです。
それに比べ、ポンペイに行くヴェスーヴィオ周遊鉄道の駅は、ナポリ中央駅の地下にあります。
この地下駅は、新しい地上駅と違い、残念ながら暗くあまりきれいではありません。
しばらくして到着して車両は、まだ新しく安心しました。
ところが、途中の駅は結構落書きだらけで、ずいぶん前にニューヨークに行った時を思い出しました。
どうなることやら、と思っていたらポンペイの駅に着きました。
さすが観光地だけあって、駅の雰囲気も明るいです。
02.ポンペイ遺跡のアポロ神殿へ遺跡は駅に近いので、助かります。
ただ注意しないといけないのは、遺跡内では売店がなく、トイレも少ないです。
このため、事前にトイレに行き、ミネラル・ウォーターも余分にも持参する事にしました。
遺跡に入場すると、すぐにマリーナ門が見えてきます。
ポンペイが火山噴火により埋もれたのは西暦79年08月24日との事ですので、埋もれてから既に1933年経ている事になります。
坂を下って行くと、花も咲いています。
坂を昇り上がりマリーナ門をくぐると、アポロ神殿が見えてきました。
ポンペイがギリシャ植民地だった紀元前4世紀頃に建築されたので、ギリシャ様式が色濃く出ています。
アポロ神殿に隣接しているのは、バジリカと呼ばれる討論や商取引に使われた場です。
もう少し歩くと、ヴェスバシアーノ神殿がある広場に来ました。
隣接しているフォロと呼ばれる広場は、商業活動に使われていました。
観光客も、いっぱい集まっています。
03、フォロ周辺を歩く
フォロを通り過ぎて歩いていくと、小さな通りが現れます。
路地に面したところには、家々があったのでしょうか。
路地の所々には門があります。
方向を変えて歩くと、神殿が見えました。
美しい花が咲いており、暑い日ざしにさらされている気持ちを柔らげてくれます。
神殿には古代の戦争の絵も、保存されています。
04.当時の悲劇を伝える人型の模型ヴェスヴィオ火山の噴火で逃げ遅れた人々の上に、火山灰が振り積もりました。
そして肉体が朽ちた後は、空洞となりました。
ポンペイ発見後にこの空洞に石膏を流し込む事で、人々の最後の姿を復元する事ができました。
顔を覆った状態で復元された石膏像は、災害の痛ましさを再認識させます。
05.当時の浴場お風呂が盛んだったポンペイの浴場にも行ってきました。
この四角い窪みに、各自が服を入れていたそうです。
こちらは、四角い浴槽です。
この丸い浴槽は、大きいですね。
06、灼熱のポンペイを彷徨うここまでで3時間ほど歩いたのですが、先に書いた様に、ポンペイでは日差しをよける場所がなく、直射日光にさらされ放しです。
暑い中遺跡を歩くと体力を消耗するのですが、座る場所もほとんどなく、疲労困憊です。
(屋根があって座れる場所は、多分トイレしかないです・・・。)
2本持っていたミネラルウオーターも無くなり、どうしようかと思っていたら、水道が見つかりました。
蛇口が、しゃれています。
元気を取り戻して歩くと、丘の上に緑豊かな樹が見えます。
歩いて樹の下で、休みたいですね。
07.円形闘技場へいよいよ、円形闘技場が見えてきました。
シチリアで見た円形闘技場より、大きくです。
門を下って、円形闘技場の中に張りました。
闘技場も広く、保存状態もいいです。
08.大体育場へ円形闘技場の横には、147m×107mの広さの大体育場があります。
古代から、スポーツを好んでいたんですね。
09、小劇場へポンペイには劇場が大小二つあり、まず小劇場へ行きました。
中に入ると、急傾斜に座席が並んでいます。
今でも使えそうですね。
10.大劇場へ
小劇場を出ると、高い位置に座っている人がいます。
近づくと、ギリシャ劇場を模した大劇場でした。
こちらは5000人収容との事で、ポンペイがいかに栄えた都市か、よく判ります。
11.海が見える!ポンペイの遺跡を巡り終わり、出口に向かって行くと、ナポリ湾が見えてきました。
きっと、古代ポンペイの人たちも、この様にナポリ湾を見ていたのでしょう。
(2012年08月)
<前ページ> <次ページ>決算申告・融資・補助金・助成金・NPOなら東京都台東区の野中敏博税理士事務所 HOMEへCopyright (C) 2014 Nonaka Toshihiro All rights reserved.