ブログ用 目次2012年08月に、地中海のヘソとも呼ばれるマルタ共和国と、イタリアのシチリア・ナポリ・ローマに行ってきました。
この時に、多くの古代ローマ時代の遺跡等を見たので、ここに紹介します。
<マルタ共和国>
マルタ共和国は、地図のように、イタリアとアフリカの間に浮かぶ地中海の島国です。
紀元前8000年からの歴史を誇り、古くはロー名帝国に属し、その後イスラム帝国の支配下にありましたが、その後スペインに帰属するようになりました。
その後、マルタ騎士団が支配し、そしてナポレオンの占領、英国支配が続き、1964年独立しました。
現在の人口は約40万人で、主な産業は観光・貿易・映画製作等です。
<日本からの行き方>
日本から直接マルタに行く路線は、ありません。
通常はドイツやイタリア等を経由していくか、エジプト等を経由していく方法になります。
私は、エジプトを経由してマルタ島に行き、乗り継ぎを含め約25時間掛りました。
<首都・ヴァレッタの概要>
ヴァレッタは首都ですが、面積は1平方キロに満たないほど狭く、人口は6千人余りです。
これは、マルタが小さな地域に細かく分かれているからでしょうか。
都市と都市は密接していて、全体が一つの都市の様です。
1980年に、世界遺産に登録されました。
<坂の町、ヴァレッタを歩く>
ヴァレッタ市内は、さすがに観光都市の中心地だけに、通りを歩く人も多いです。
歩いていて思うのは、坂道の多い事。
半島のように海に突き出しているので、起伏が多く、自転車では苦労するでしょう。
(実際、暑さもあるせいか、自転車はほとんど見ませんでした。)
<丘の上から眺める美しい城壁都市>
曲がりくねった坂道を登ると、目の前が開けて丘の上の公園にやってきました。
対岸に見えるのは、ヴァレッタの東に位置する3つの突き出た半島からなる、スリー・シティーズと呼ばれる城塞都市です。
夏の輝く太陽と、地中海の海の青さに照らされた白い城壁都市は、美しく輝いています。
少し歩いて行くと、また風景が変わります。
これだけ景色がいいので、レストランもありますね。
対岸の都市だけでなく、ヴァレッタ自体も下の写真の様な要塞都市です。
海に面した部分は、高い城壁で守られています。
<ヴァレッタ市街の子供たちや人々>
丘の上の公園から離れ、ヴァレッタの市街をあてどもなく歩き続けました。
夏の強い陽ざしに、子供たちは噴水で大はしゃぎです。
少し中心から離れた通りを歩いていると、お父さんと子供が午後のひと時を一緒に過ごしています。
それにしても、凄い坂道ですね。
歩いていると、車の修理工場(?)を見つけました。
車も、お店も、ご主人も、歴史を感じさせます。
教会では、結婚式をしていました。
花嫁も、付き添うお父さんも、幸せそうです。
<海岸沿いを歩き、ローアー・バラッカ・ガーデンへ>
市街地を通り抜け、最先端の砦までたどり着いたところで、今度は海岸沿いを歩く事にしました。
対岸には、先ほどのスリー・シティーズが見えます。
手前に見える建物も、風景に溶け込んでいます。
ローアー・バラッカ・ガーデンには、ナポレオン軍を撤退させた英雄を祭った神殿があります。
<アッパー・バラッカ・ガーデンから海を眺める>
ローアー・バラッカ・ガーデンから、少し丘を登ると「イタリアの見晴らし台」とも呼ばれる公園があります。
この公園から眺めると、美しい景色が広がってきます。
少しずつ、夕方の気配になってきました。
城壁をくりぬいたような道路を車が通っていますが、この城壁の暑さを見ても、マルタ島が難攻不落の島であった事が伝わってきます。
<再び 丘の上の公園へ>
また歩き出して、丘の上の公園にやってきました。
昼と同じ景色が、段々夕陽に包まれていきます。
私は市街地に戻り、道行く人を眺めながらワインを飲みました。
楽しい旅の始まりに、感謝です。
(2012年08月)
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