ブログ用 目次2011年09月に、クライアントと同行して中国の山西省に行ってきました。
この時に山西省の世界遺産や他の遺跡等を見に行ったので、ここに紹介します。
<山西省>
山西省は、日本では有名な地名ではありませんが、歴史が古いため遺跡(五台山・雲崗石窟等)の方が日本では有名です。
位置は中国の内陸部にあり、東に河北省があり(その東が北京です)、北には内モンゴル自治区があります。
歴史は非常に古く、紀元前770年の春秋時代の晋にまで遡ります。
省都である太原市や、世界遺産の雲崗石窟のある大同市は、人口三百万人程の大都会です。
経済的には、山西商人として中国金融を支配した時代もあり、現在は石炭を中心とした産業が盛んで、日本企業も進出しています。
<平遥古城(へいようこじょう)の城壁>
清代に山西商人が栄えていた頃、中国金融の中心地として、栄えた町です。
現在でも、高さ12メートルの城壁が街を囲んでおり、城内も古い町並みが残っています。
現地の人に聞くと、「中国の全部の都市は城壁に囲まれていたが、不便なので取り崩した。平遥は貧しくて取り壊す資金もなかったのだが、逆に幸いした。」との事です。
(世の中、何が幸いするか判りませんね。)
街に近づくと、この高い城壁が見えてきます。
現在もこの城壁に囲まれているため、角度を変えた写真で見ると車の混雑ぶりが判ります。
(写真右側の出入り口です。ちなみに、私たちは、写真の左側の一段低くなっている歩行者用の入り口から入りました。)
私たちも出発する日にこの混雑に巻き込まれ、30分以上立往生でした。
きっと、毎日同じ事が起きているのでしょう。
でも、だれもコントロールしようとはしていません。
互いに強引に押し入っていくうちに、なんとかなっていくのでしょう。
(なんだか、東日本大震災時の日本の秩序の良さと違う世界がある事を実感できました。)
ちなみに、城壁は写真の様に連なっており、一周約6キロです。
この写真の方が、城壁の大きさ・高さが判ると思います。
凄いものです。
このような通路を通って行きますが、単なる出入り口ではなく、防御のための工夫もされています。
(次の記事をご覧ください。)
別の門も紹介します。
門は東西に二門ずつ、南北に一門ずつで、上から見下ろすと城壁全体が亀の様に見えるようになっており、長生きの亀の様になる事を願っているとの事です。
(2011年09月)
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